ミライ
カエルくん
今までは建設請負工事の請負契約は書面契約をすることが義務になっていたんだけど、建設業法が改正されたことで建設業でも電子契約サービスを利用できるようになったんだよ。ここでは、建設業や工事業が電子契約サービスを利用するメリットなどについて解説していくね。
電子契約サービスは紙の契約書に署名捺印する形で行っていた契約手続きを、電子データでのやり取りに変更するというものです。電子契約は直接署名捺印するわけではなく、電子署名やタイムスタンプを使って行われます。紙による契約書と同じ効力を持ち、契約書の印刷や製本、郵送、返送といった手間を削減することが出来ます。
建設業の請負工事などで契約を結ぶ際、書面での契約が義務付けられていましたが、穿設業法施行規制改正によって必要要件を満たすことで電子契約が利用できるようになったのです。
必要要件をチェックしておきましょう。
電子契約には工事の具体的な内容、金額、納期を記載し、相手から了承を得ることや契約相手が出力して書類を作成できること、記録された契約に改編が行われていないか確認できることなど条件となっているのです。
新規授業創出の一端を担うグレーゾーン解消制度。規制の適用範囲が不明確でも、この制度があることにより新事業活動ができるように規制適応について確認できます。
建設業や工事業で電子契約サービスを導入するにあたり、経済産業省と国土交通省がグレーゾーン解消制度によって「見読性」「原本性」「本人性」が建設業法をクリアしているとの確認が行われました。
電子契約サービスを使用すると、今まで紙ベースで行っていたやり取りを電子化できるため、今までとは業務内容や業務フローが大きく変わってきます。
建設業や工事業で電子契約を導入するメリットについて、ここではコストの削減、コンプライアンス強化の2点を紹介します。
電子契約サービスを導入することで、紙の使用量が削減し、郵送代や印刷代、印紙代、保管費用が削減できます。
中でも、印紙代は契約金額が大きくなればなるほど高額になるため、電子契約になり印紙代が削減できれば大きなコストカットが期待出来ます。
また、電子契約サービスを利用して契約の手間や時間を削減できれば、作業時間が短縮できて業務効率化に繋がり、残業代など人件費も削減できるでしょう。
紙で契約書を作成すれば、第三者が閲覧する、改ざんするリスクが生じます。しかし、電子契約をすることで電子データで保管しておけば、権限を持つ人のみが閲覧できるように設定することができます。
また、閲覧した時間や人物についてアクセスログが残りますし、万が一内容が改善された場合もタイムスタンプなどですぐに確認できるため、コンプライアンスの強化が期待できるのです。
電子契約サービスについて検討してる方は、どのような電子契約サービスがあるのかチェックしてみてください。